Losing the scent : ” scent “

PENTAX K100D, SIGMA 17-70mm DC MACRO 君の、脂っけのない肌や髪に、腕を回した。 それが大抵屋外だったためか、君がどんな香水をつけているのか、 今まで何も感知することがなかった。 そうい…

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Downy : ” appetizer “

using vinyl filter ( handmade ) 君を誘って、レストランへ行くとして。 どこへ誘えばいいのかな。 どんなものが好きだったっけ。 わたしも君と一緒のときには、 ふたりで煙草を吸うか、 フリスク…

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Mood in blue : ” listen “

月が、五線譜にひっかかっている。 わたしは、電線でいっぱいになっている夜空の下を歩く。 わたしの歩調に合わせるようにして 思い出がひとつひとつ 指の間から落ちていって 夜の地面へ溶けていくような気がするので、 ふと歩くの…

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ユウダチ : ” vision “

あの日 君と外で手をつないでいたら ふいに雨が通った ふたりとも濡れるのは嫌いじゃないのだけど 雨の前は頭痛がして 身体がだるくなる体質で 今朝もお互いなんだかすぐれなかったので やっぱり降ったね と、立ち止まって空を見…

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夜明けの散歩 : ” feelings “

夜が寒くなくなってきた頃 君と朝帰りする道で 一晩はしゃぎ通して 汗と疲れでクタクタになっているくせに 夜明けの光にあたってみると 額のあたりがすうっと浄化されるような錯覚 どうしてこんなに気持ちいいんだろう ひとり部屋…

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A story

それは、一種のだらしなさなのだろう。 彼女がつきあう男は、いつも意中の人、の、友達だった。 隣にいる男と仲良くしていればいつか意中の人へも手が届く、 というのが彼女の思考回路だったのだから。

重力

PENTAX K100D, smc PENTAX-FA 28-105mm 目が覚めたら、高井戸のマンションのソファに寝ていた。 前日の記憶はない。 たぶん、いつものように暮らし、いつものように眠ったんだろう。