夜明けの散歩 : ” feelings “

PICT0100.jpg

夜が寒くなくなってきた頃
君と朝帰りする道で

一晩はしゃぎ通して 汗と疲れでクタクタになっているくせに
夜明けの光にあたってみると
額のあたりがすうっと浄化されるような錯覚

どうしてこんなに気持ちいいんだろう

PICT0105.jpg

ひとり部屋へ戻って 一眠りするつもりが
頭が妙に冴え渡り
シーツが足に絡みついてくる
のどが渇く

どことなく攻撃的な気分
今 君と一緒でないことが 少し悔しいくらいだ

このままシャワーを浴びて
仕事へ出てしまうのもいいかもしれない

PICT0112.jpg

そうして 辺りが明るくなってきた頃
眠りに落ちてしまう

どこか遠くで烏が鳴いた


※テキストはフィクションです。

 

 
Previous Article
Next Article

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください