その日
PENTAX K100D, SIGMA 17-70mm DC MACRO
夏至。
キャンドルライトが恋しくて、直前まで楽しみにしている割には、
毎年忘れているイベントだ。
今年は特に、大雨が降ったので夏だとか太陽だとか日照時間だとか、
そんなことは忘れてしまったのだ。
さらにその日、ちょっとした事件が起こった。
デパートの地下で、ちびがタイヤキを買ってもらった。
帰りの車で、紙袋から漂うあの独特の香り。
ちびは何度も、タイヤキ一個分の小さなレジ袋に顔を突っ込んで、
その匂いを満喫していた。
家に着いたとき、
玄関口で、傘を自分でたたんだことでひとしきり家族の賞賛を浴びて、
早くタイヤキを食べたいがために、ちびは手を洗いに洗面所へ直行した。
事件はそのあとすぐに起きた。
タイヤキが消えたのだ。
どこを探しても、誰にきいてもわからない。
家族が半笑いで、その日の夜まで捜索したが、タイヤキはみつからないまま。
その夜、私たち夫婦は大雨の中傘をさして、
足元をびしょびしょにしながら車の中、下、道路と、目を皿にしていた。
だが、その翌日。
母が冷蔵庫の肉・魚ケースを開けてみると、
あの、タイヤキ1個分の小さなレジ袋が・・・・
そして、中にはカチカチになったタイヤキが・・・・
誰かが本物の魚と間違えて入れたのかな?
こんばんは(^^
カチカチになったタイヤキのその後が知りたいです。
謎が謎呼ぶ結末だったり?