残り火
夏の名残のあった9月末ごろの夕日。
夏ごろ、ずっと寅さん観ていて、全作制覇しました。
前から好きだった吉永小百合や岸惠子が本当に素敵だったのと、リリーさん(浅丘ルリ子)と太地喜和子の回が一番好きです。
その後、石坂浩二版の横溝正史シリーズも観て、70年代の市川崑監督が好きだし、ここでも岸惠子、さらに佐久間良子も最高だなと。
中学生の頃に観た市川監督の細雪も素晴らしかったなあ。80年代ですが、鮮烈な記憶となって残っています。(岸惠子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子!)
女優さんの話ばかり書いてしまったけど、寅さんのお話の中では、フーテン、テキヤ稼業の厳しさが見えるお話が好きです。
いつもニコニコ調子の良い事ばかり言う寅さんが、急に厳しい顔になったりするの緩急のあるストーリーが良いですね。
初期作品はちょいちょいバックをSLが走っているのも迫力があって素敵。
あと、昔はあまり気にしてなかったけど、カメラワークについて。こういう民家(とらやを始めとした、舞台として使用された風景)に行ったら写真を撮りたいし、こういう風に切り取りたいな、という画角でちゃんと撮ってるな〜と思いました。
写真ではなく動画なので、さらにうまいなーなんて思いました。