アマガエルのワンダへ、ありがとう
モーヴの書簡を更新できなかった期間の写真をぼちぼちupしていますが、
この期間に悲しいお別れをしました。
去る2月18日、7年間うちにいてくれたアマガエルのワンダが
虹の橋を渡りました。
このブログにも何度か登場しました。
亡くなったことを記事にしようと思いつつも、
自分に余裕がなく、きちんと書けなかった。
写真は、最後に撮ったもので、昨年12月22日の撮影です。
最期までかわいい、かっこいい雄蛙でした。
亡くなるちょっと前まで、コロコロと鳴いていました。
ガチャで出したアマガエルのフィギュアを見えるところに置いておいたら、
偶然かもしれませんが、その子たちが見える場所にわざわざ出てくるようになっていました。
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亡くなる少し前と、当日のことを書いておきます。
亡くなる3か月ほど前、前足をポトスにかけたまま、ぶら下がるようにして動かなくなっていたのを発見したことがありました。
そっと外すと、何事もなかったかのように動き出した、なんて事がありました。
また、まるで冬眠の真似事でもするかのようにして、
土に頭をさし込み、首から下は土の上にうずくまるようにして、じっとしていることもありました。
それもこの冬に初めて見る姿でした。
ワンダは、うちに来て一度も冬眠をさせていません。
なぜ頭だけを土に入れていたのか、たまたま土のくぼみがフィットしたのか・・・
よくわからないままです。
亡くなる前日、前の片足をポトスにかけたまま、あのときと同じように動かなくなっていました。
そっと外すと、そのまま土の上でうずくまりました。
うずくまって、あの時のポーズをしました。頭だけを土にさし込むようにして、動かなくなりました。
そして、ぶら下がっていたときは淡いグリーンだった体の色が、
赤茶色になりました。
こんなに土の上にいた時間が長かったのは初めての事だったからなのかはわかりませんが、
私はそんな色になったワンダを見たのは初めての事でした。
そして、息は無いように感じました。
そっと持ち上げてみると、全身を強張らせているのがわかりました。
それから数時間後、深夜に姿を見に行くと、赤茶色のままで少し位置を移動していました。
がんばって生きようとしていると思いました。
翌朝、ケースを見にいくと、
美しい緑色、普段より少し濃いくらいの黄緑色に戻っていました。
触れてみると、すっかり弛緩していました。
ふにゃっとやわらかく、頼りなくなっていました。
庭に埋めに行きましたが、朝日の中でその弛緩した体と、
特に目がキラキラと光って、
宝石のように美しいものでした。
その美しさは、生きているときに常に感じていた美しさと違わない、
埋めてしまうのが惜しいような尊いものでした。
涙がこぼれました。
私と娘は、その小さな体を深さ10センチほどの穴に丁重に横たえ、
手を合わせてお別れをしました。
7年間もの長きにわたり私たちと一緒にいてくれて、ありがとう。
大好きでした。家族みんな、小さなあなたを気にかけ、愛していました。
あなたが居てくれたおかげでとても豊かな経験ができました。
蛙がこんなにかわいいって知ることができました。
本当はそのままあの河川敷にいたかっただろうな、
私たちのわがままにつきあわせてごめんね。
長くなりました。
最後まで読んでくださり
ありがとうございます。
2016年11月9日撮影