思い出のクリスマス
一番思い出に残っているクリスマスは、どんなものでしたか?
…なんて訊かれたら、どんな風に答えるだろう?
独身時代は、なんとなく、家族とのクリスマスを優先してきた。
クリスマスイブに外泊をしたことがない、ある意味感心なお嬢さんだった。
否、浮かれすぎたクリスマスやバレンタインに違和感をもっていた、単なるひねくれ者だった。
結婚して最初のクリスマス、
ふと、恋人と過ごす飛び切りロマンチックなクリスマスを経験していなかったことに気がついた。
いらないといいつつも夢に描いた豪華なプレゼントも、ついぞなかった。
しかし、今、子供のためにせっせと準備する日々を過ごしてみると、
飾りつけもプレゼントも添え物であり、
結局笑顔こそが幸せであり、
クリスマスがあることで、一年にひとつ笑顔が増える、という風に思った。
もし、独身時代にそう思えていたら、
恋人と、気負わない、あたたかなクリスマスを過ごせたかもしれない、とも思った。
あるいは、恋人がいなくても、笑顔になれる何かを探し出して、いい時間を過ごせたかもしれない、とも。
皆さんは、これから3日間、どんな風に過ごしますか?