幻影

IMGP5328.jpg

PENTAX K100D, SIGMA ZOOM 100-300mm DL,  and trimmed

 


あれをしなきゃ、これをしなきゃ、と家の中を歩き回っているときに、
見慣れた光景の中に見慣れない、けれどもどこか親しい影が動くのを感じることがある。

影、というのは例えで、
黒い影ではなく、それとなく自然に・・たとえば、服を着ていればその服の色や、肌の色。
そういう色の組み合わせが、目の端っこに飛び込んでくるのだ。

そこにいるはずのない、でも誰だかわからない。
歳をとっているのか、若いのか。
大体、それが本当に人の影なのかさえわからない。

TVで観たことのあるような、恐いものではない。
とても親しげなもの。
たとえば、自分の親や子供のような。
それもまたTVで観たことがある、と苦笑してしまう。

それは、ほんの少しの印象を残し、もう一度視線を当てれば霧散する。
最初から何もなかったように。
もとい、最初から何もなかったのだろうと思う。

ただ、微細な違和感が、私の中に残る。
私はそれをごまかして、するべき労作を続けることにしている。

・・・幻影 と書いてみて思い出したこと。

 
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One Reply to “幻影”

  1. okiedokie

    不思議な写真ですね~。
    一番左が一番明るいから本体かな~?と思いきや
    真ん中と右は月の模様がうつってるし…。
    とても面白いです。

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