幻影
PENTAX K100D, SIGMA ZOOM 100-300mm DL, and trimmed
あれをしなきゃ、これをしなきゃ、と家の中を歩き回っているときに、
見慣れた光景の中に見慣れない、けれどもどこか親しい影が動くのを感じることがある。
影、というのは例えで、
黒い影ではなく、それとなく自然に・・たとえば、服を着ていればその服の色や、肌の色。
そういう色の組み合わせが、目の端っこに飛び込んでくるのだ。
そこにいるはずのない、でも誰だかわからない。
歳をとっているのか、若いのか。
大体、それが本当に人の影なのかさえわからない。
TVで観たことのあるような、恐いものではない。
とても親しげなもの。
たとえば、自分の親や子供のような。
それもまたTVで観たことがある、と苦笑してしまう。
それは、ほんの少しの印象を残し、もう一度視線を当てれば霧散する。
最初から何もなかったように。
もとい、最初から何もなかったのだろうと思う。
ただ、微細な違和感が、私の中に残る。
私はそれをごまかして、するべき労作を続けることにしている。
・・・幻影 と書いてみて思い出したこと。
不思議な写真ですね~。
一番左が一番明るいから本体かな~?と思いきや
真ん中と右は月の模様がうつってるし…。
とても面白いです。