夜明けの散歩 : ” feelings “
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夜が寒くなくなってきた頃
君と朝帰りする道で
一晩はしゃぎ通して 汗と疲れでクタクタになっているくせに
夜明けの光にあたってみると
額のあたりがすうっと浄化されるような錯覚
どうしてこんなに気持ちいいんだろう
ひとり部屋へ戻って 一眠りするつもりが
頭が妙に冴え渡り
シーツが足に絡みついてくる
のどが渇く
どことなく攻撃的な気分
今 君と一緒でないことが 少し悔しいくらいだ
このままシャワーを浴びて
仕事へ出てしまうのもいいかもしれない
そうして 辺りが明るくなってきた頃
眠りに落ちてしまう
どこか遠くで烏が鳴いた
※テキストはフィクションです。
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