Time

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いつかカードに、「 私は相変わらずです 」と書いた。
それは、来る日も来る日も同じ仕事と戦っていて、自分を取り囲む景色は何も変わりません、という意味で、
決して誇れるような近況ではなかった。

一昨日、とうとう雪平がひとつ、だめになった。


木製の持ち手の付け根が、鍋の熱で焦げている。
持ち手を握ると、グラグラと情けなくゆれる手鍋。
テフロン加工の安物だが、ずいぶんと活躍してくれた。
これは、夫がひとり暮らしをしていた頃に買ったものだと思う。

もう、何年になるんだろう。

買った頃は、いつかはもっといいものに買い換えるかも、と思ったかもしれないし、
鍋釜に興味のない男のことだもの、半永久的に使い続けると思ったかもしれない。

彼の買ったものとはいえ、こんな風に終わりが来るなんて、わたしも思わなかった。
それだけ月日が流れたということだ。
鍋の買い替えのことなど思いつかなかった月日が。

あれからずいぶんと経ったけど、やはり「相変わらずです」と書けるだろうか?


写真は、春のものです。
影に落ちている白い点々は、なんと桜の花びらです。
現像につい最近出しました(笑)
時間が経つのは早いですね…(=_=)

 
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