砂糖漬けの記憶と、ボクシング
大声で何かを叫びながら、走り出す少年たち。
今日は、昨夜の世界チャンピオンの話題で持ちきりなようだ。
大きいもの、強いもの、鍛え抜かれたものへの憧れは、普遍的だと思う。
そこに条件や注釈などないと、わたしも思う。
しかし、わたしは後悔している。
昨夜のボクシングなど見るんじゃなかった。
おかげで、わたしはまた彼の夢を見た。
起こってしまったことを良く取るか、悪く取るか。
長い時間をかけて考えてきた。
多少の美化を加えて記憶の底に塗りこめてしまっても、わたしを大きく歪めてしまうことなどないだろう。
そう思って、彼との間に起こってしまった一切にお砂糖をまぶして、隠蔽してしまっていたのに。
わたしの夢の中では、すべてが輝かしいままに存在していた。
彼はよくしゃべり、わたしも許された安堵感で、饒舌だった。
目覚めてみると、無意識にひとつひとつ答え合わせしている。
そんなこと、望んではいないのに。
こういうことは、今まで何回あっただろう。
そして、いったいこの先何年続くのだろう。
わたしはパソコンの前に座り、夢日記を更新する。
文言を推敲している内に、わたしの苦しい夢が、不恰好ながらひとつの彫刻になる。
わたしの夢日記には、いくつもの彫刻が規則正しく並んでいる。
またまた雑文です(^^ゞ
過去に書いた、こういう作文を一覧できるようにしました。
ご興味のある方(いないと思うけど)は、HPのArchivesからどうぞ*
HP : Venus Joe Images
また写真は、過去記事 『 Spaceship #1 』 や、 『 Spaceship #2 』、 『 夕刻 』 と
同じ日に同じ場所で撮影したものです。
同じといえば、同じながら…違った雰囲気が出せればなあ、と思って書きました。